販売士2級

やっと古本で販売士2級のテキストを入手した。

200ページ程度の薄いテキストなら古本屋で見かけるが、こういう本はいわゆる暗記本で使いたくないと思っていた。税務経理協会のテキストは500ページ以上あり、ぜひ欲しかったが定価3000円なので手が出なかった。

しかしブックオフの正月売り出しでやっと手に入れた。何と300円。中小企業診断士を受けなおす前に販売士2級からしっかり学習してみたい。時間の関係で2級の受験をせず秋までに自己学習を進め、来年の2月にストレートで1級を受験するつもりである。

テキストの執筆者は全員診断士であり、診断士試験で学ぶ内容と非常に似ている。販売士というと店舗の販売員のイメージだが、テキストは経営戦略マーケティング戦略の観点から書かれており、それが現場オペレーションの解説につながっている。販売士試験は新制度になってから、アカデミックな色彩が強まったように思える。

昔買った旧制度の本を見ると、挨拶の仕方、紐の結び方、陳列方法など現場作業について詳しく書かれていたが、新制度の2級テキストだと経営管理、具体的には店長目線で書かれているので、売場の主任から店長の手前ぐらいの人には最適に思える。

もちろん、高校を卒業したばかりの18歳の新人でも十分に合格できるはずだが、業務に結びつけて学習できる立場の人の方が、現場の実務を体系化する訓練になるので、学習効果が高い。販売士は検定なので、現場実務の成果として現れないとただの知識に終わってしまう。

診断士の一次試験を学習した者なら、販売士1級に3か月程度で合格することは可能だと思うが1か月で合格する人もいる、2級の内容をきちんと理解する方が長い目で見て有効だと思う。

タクシーの運転手の例でいえば、最初から路地の全てなど覚える必要などなく、市内の幹線道路のみ覚えていればよい。幹線道路が分かれば、幹線道路から分かれる生活道路を覚え、最終的には町中の路地の大半が頭に入ってしまう。いきなり高度な内容をやるのは幹線道路と路地を一緒に覚えるようなもので、中途半端になりやすい。

自分は小売業に興味があるので、前から販売士の資格を取り、販売士協会の会員になりたいと思っていた。似たような資格にショッピングセンター経営士があるが、こちらは通信教育5万円、受験料が3万円と高く、東京で面接試験まであり、合格しても登録料が必要で、更に5年毎に更新研修東京があり、更新料が別途3万円もかかる。社会での知名度は低いがSC業界では評価が高いようで、維持コストの高さから、業界外の人にとっては参入しがたい。

販売士も5年毎に更新があるが、研修と更新費用は7000円程度だし、協会の年会費も8000円に過ぎないので、良心的である。商工会議所が事務局をしているようなので、安くできるのであろう。

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