大人

若い頃は、安易な言動が多かったんだなって気づかされるときがあります。

その最たるものが「結婚なんてなんでみんなしたがるの?」的なのだな。

まぁ結婚願望なかったですしね、実際。

今があるのか?

って聞かれると、自分でもよくわからないところがあるんですが、

伯父が肺がんでこないだ亡くなり、

結婚してなかったから妹である母親が看病付きっきり。

そういうのをみて、伯父さんには母がいて良かったね、とは思ったけど、

それ以上に思ったのは死ぬ時に1人は淋しいだろうなぁってことだった。

母が昔、僕が入院してた病院の退院最終日に言った

「結婚はできなくても、一緒に居る人はつくりなさい」

って言っていた意味が今ならわかる。

どんなに友達がたくさんいて、

その友達が親友レベルで何でも言い合える仲だとしても、

家族でもないのに何から何まで面倒見てくれることはないからです。

正直、友達のシモの世話まではできないよなぁーー

って、いざとなったら究極するんだろうけど、

今の何もない状況だとそう思ってしまう。

つまり、「結婚」という契約は

そういうのも込みという暗黙の了解みたいなところがありますよね。

そりゃ養護施設だなんだってお金があったら入れるけど、

精神的には身内が良いって思いますもん。

もちろん「だから、結婚したい」ってのはずれまくってる考えだけど、

そういう側面を無視して、「結婚意味あんの?」とか言ってた

昔の自分はどんだけ青かったんだろうって、

そういうことを今なら思います。

だから、まぁ、母が「結婚はしなくても〜」って言ってたのは、

ものすごーく真理をついてるというか、

今さらながらでも気づいて良かったなぁってのはありますね。

で、同じ理由で「子ども嫌い」「子ども欲しくない」

「仮に結婚しても奥さんとずっと二人だけでいい」っていう言動もそうで、

そこの段階までいくと、母親に孫を見せてあげたいっていう

シンプルな理由に重みが帯びてくるわけで、

そこをもっと広げていくと、若い頃は無邪気に言えたことでも、

大人になると言えない言葉がどんどん増えてきたように思います。

それが大人になったというのか丸くなったというのかはわからないけど、

他人のことを優先的に考えるようになるのかもしれませんね、年を重ねると。

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